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あつべぇのつぶやき

あつべぇのつぶやき

迷い、そして私たちの結論

迷い、そして私たちの結論

'03/09/19 やっぱりがんばります

とうとう奴がやってきました。
お薬を飲まなくなって3日、やっぱりねってかんじです。
地元の病院に行ってからHPに日記をかいて、当分治療のことは考えたくなくて、パソコンから遠ざかっていたのですが、だめですね。3日しかもちませんでした。とても寂しくて、寂しくて、とうとう電源をいれてしまったのです。
だってね、パソコンあけなくても、起きてから寝るまで、仕事をしている最中でも考えているんですよね。これからどうすべきかって。
パソコンさわらなかったからって考えない訳じゃないのです。
久々にあけると皆さんからの励ましがたくさんでとても感謝しております。
お返事はおいおい・・・
だーりんはもう一度切るといいます。
やはり実子をという気持ちが強いみたいです。
そこまでだーりんがおもっているのなら私もがんばらないといけないなと思いました。
少し休んで、再度手術し、治療に入る事になります。
来年のことになるとおもいますが・・・
それまではのんびりとします。
S医院で治療を続けるか転院するかも含めていろいろと検討したいと思います。
これからも、どうぞよろしく。

'03/09/22 問い合わせのお返事

いろいろな病院に、いろいろな質問をぶつけてみました。
何件かはお返事もいただき、どうしようかとかなり悩んでしまいます。
うちのだーりんは、あつべぇにまかせるよというので、
どうしていいのかわかりません。
だーりんが言うにはだーりんはよくわからないので、
自分の判断基準だと家から近い病院になってしまうのだそうです。
私は、やっぱり生検で細胞をみつけてもらえそうなところっていうことに
目がいってしまいます。
どこでも一緒って言うわけではないと言うことは前回で身をもってわかったはずなのに・・・

'03/09/24 転院するかしないか

いろいろな病院に質問し、お返事をいただいて、
またメールして、お返事をいただいて・・・
私たちにすればとてもありがたいのですが、質問に答えてくださっている先生方にすれば迷惑なのかなぁとかおもってみたり。
s医院ではもちろん、治療を続けるのなら協力しますというお返事をいただき、そのほかもとりあえず生検を・・・という感じでお返事をいただきました。
その中で私の興味を引くクリニックは米子のMクリニックです。
この日記を読んでくださっている方の中にそちらのクリニックに行かれている方がいらしたら、どんな情報でもいいのでメールして頂けたらうれしいです。

'03/09/25 やっぱり禁煙は無理なのね

昨日、すこしだーりんと話しました。
次回の手術を、s医院と米子のmクリニックでなやんでいること・・・
だーりんは結局どちらでもいいと言うことでした。
やっぱり。
どっちか決めてくれたら私は悩まなくてすむのに。
そして、生検までの間、マカをのもうかなというではありませんか。
精液検査で精子がいないとわかった頃は少し飲んでいたけれど、ホルモン検査をして無精子症と確定してから嫌だといってそのままになっていたのに。ちょっと協力的になったのかしら?
調子に乗って、たばこが一番悪いから3ヶ月禁煙して、マカをのんで、そして生検してもらう?ときくと、禁煙は無理といわれてしまいました。
やっぱり禁煙はむりなのかしら。
私はたばこを吸わないので、よくわからないのですが、
軽いのに変えるのもだめといわれてしまって・・・
3ヶ月くらいいいじゃんとおもってしまいました。

'03/09/26 さすがインターネット

先日、工房さんのほうや日記、ちりょうばなしBBSにMクリニックの情報をおねがいしたところ、情報をいただけました。
とても参考になりました。
病院に質問し、答えをいただくのとは違った、治療をうけている者にとってはなくてはならない治療を受けている人の生の声だととても感謝しております。
Mクリニックでは生検と採卵を同時でおこなうようです。遠距離で、仕事を持つ身としてはなかなかきびしいです・・・
それから精子の凍結はされているけれど、細胞の凍結はされていないということと、電気刺激をされていないということで、今現在もそうなのか再度質問メールを送ってみました。勝手にS医院とおなじで細胞の凍結もされていると考えていたので、改めて情報の大切さを実感しました。
お返事待ちです。
病院の雰囲気やスタッフの方々の対応はとても良いようですしs医院のようなあわただしさもないようです。
遠距離で細胞での挑戦になる可能性の高い私たちにとっては細胞を凍結保存してもらうことのできるS医院の方がいいのかもしれません。
情報をいただいた方々本当にありがとうございます。
感謝です。

'03/09/29 まだまだ悩んでいます

ここ数日、いろんな方からの情報をみてとてもなやんでいます。
A病院で生検し、B病院でICSIできれば一番いいのですが、
そうもいかず・・・
どこか一つの病院ですべてのことを任せるとなると、
この技術はここがすごいけれど、これはこっちとなってしまって、
病院選びの答えはでません。
最終的には運なのでしょうかねぇ。
顕微鏡をつかって探すのと、組織をとって探すの、どっちがいいのでしょう。
ふぅ~

'03/09/30 転院せずにがんばります

あれからいろいろと考えましたが、やはりs医院で再度主人の手術をしてもらうことになりました。
いろいろとよさそうな病院はたくさんありましたが、最終的に細胞しか見つからなかったらということを考えると、s医院がいいだろうということで・・・
精子も後期精子細胞も見つからなければ、これはまた違う段階の話になります。精子が見つかればたぶんいま候補にあがっている病院、どこでやってもあまり変わらないだろうと思います。
精子を見つけてくれるかという確率になると、50~60%という病院ばかりです。やはりこれは運だろうと思います。
ただ、精子が見つからず尾っぽのない後期精子細胞がみつかったとしたら、やはりs医院が実績をあげてるということを考えると、そちらで挑戦するしかないと考えました。
こういう考えに到達するまでには、みなさんの情報にとても助けられました。本当にありがとうございました。

'03/10/17 また悩み始めました

やっとS医院で再挑戦という結論に達したのですが、
とりあえずだーりんはそちらでおねがいするしかないとして、
私の治療はどうしようかと思い始めました。
今まで通っていた地元病院は個人でやっておられるちっちゃなクリニックで
先生はとても親切で親身に相談に乗ってくださり、
S医院の指示にないこともやってくださるのですが、血液検査がクリニックではできないので、外の機関にお願いするため結果をみて注射を追加するとかっていうことができないのです。
流産の処置をしてもらった総合病院では迅速に検査をしていただけてよいのですが、
不妊専門というよりはお産専門なので、S医院の指示通りしかしてもらえません。
どこか私の治療を引き受けてくださる不妊専門病院があるといいのですがねぇ。
おまけに夜診のやっているところ。
どなたか大阪近辺でよいところしりませんか???
S医院と協力してくださる病院だったらなおいいのですが。
信頼できる地元の先生を見つけておられる方々がうらやましい・・・

'03/10/18 予約しました

ここ数日、思い悩んでいる私ですが・・・
大阪にある不妊クリニックにメールしたところ一度相談にこられたらということだったので、いってみようと思って予約しました。来週火曜日です。
このクリニックはセカンドオピニオンに積極的なので、一度専門家のご意見をきいてみようとメールしたのです。
かなり厳しいお答えでした。
でも、客観的なご意見だとおもうので、すごく吹っ切れた気持ちです。
以前主人が受診した病院で顕微鏡下TESEをしてもらってこのクリニックでICSIしてもらえるかどうか聞いてくるつもりです。
そのクリニックの院長が主人のお世話になった病院の泌尿器科の先生と同じ大学の医局出身だし、病院同士とてもちかいのでなんとかなればいいのですが・・・
泌尿器科と産婦人科、同じ大学の医局でもあまり連携とかされていないのでしょうかねぇ。
無理ならこちらのクリニックでTESEしてもらうしかないのかもしれませんが。
細胞しか見つからなかった場合でもこのクリニックでは細胞ICSIもされているようなので。。。そしてなんといっても女性側に対してホルモン補充などきちんと採血して必要ならされているようですし・・・
夜診もあるし・・・
一番いいのは次回精子細胞ではなくて精子がみつかることなのでしょうけれど。

'03/10/20 治療歴

明日、大阪のHクリニックの予約をとっています。
メールで相談したところかなり厳しいお返事だったのですが・・・
そのための治療歴をみなおしていたら・・・いろいろとやった3年間。
いつもはメモしていくだけなのですが、治療歴としてワードでつくってみました。
本当にこの3年間、いろいろとありました。
S医院で治療をしているとがんばっていれば妊娠することができるとおもっていましたが、うちの細胞は院長も未熟というほどなので、かなり厳しいのだと思います。細胞でもいろいろと段階があるのでしょうね・・・きっと。
実際問題として細胞で妊娠出産している方がいるので、迷ってしまうところですが、あきらめた方がいいのかもしれません。

'03/10/21 Hクリニック

日記に書くかどうしようか悩みましたが、書くことにしました。
Hクリニックに行ってきました。
都会のど真ん中のビルの中に入ったそのクリニックはとてもきれいで静かで高級ホテルにいるかのようでした。診察室もきちんとしたお部屋で外に話し声が聞こえるということもありません。スタッフの方たちも親切で丁寧。
平日ということもあってかS医院のような混雑ぶりはありませんでした。
予約していたけれど少し待たされましたが、これくらいは普通の範囲でしょうね。きっと。院長先生はお若い方(40代くらいでしょうか)でしたが、今までの実績に伴う、自信みたいなものを感じられる先生です。
こちらのお話もよく聞いてくださり、的確なアドバイスをしてくださるという感じです。
今までの治療の経緯をおはなしすると細胞での妊娠出産は世界でも20例ほどだろうとおっしゃるのです。私はもっと成功しているとおもっていたのですが・・・実際、メル友さんや、病院で会った方など妊娠されているし、出産されている方もいるし・・・ごまんと治療してその結果だろうから確率となるとかなり低いだろうとおっしゃるのです。
たしかに精子でのICSIよりは細胞でのICSIの妊娠率は低いときいていますが・・・
先生がおっしゃるには精子になれない細胞はたとえ妊娠したとしても流産し自然淘汰されるということなんです。S医院の院長がおっしゃるように成功しているのならもっとニュースになるだろうし、それがふつうになったとしたら、逆に他の病院でも行われるだろうということなのです。
Hクリニックでは精子細胞で成功することがないのでやめようかというお話にもなっているそうです。外国で成功させた方をよんでやってみたけれど妊娠しなかったんですって・・・
精子にちかい細胞なら妊娠出産するみたいですが。
うちのはかなり未熟なものですから・・・無理があるのでしょう。
その先生はS医院では体外で精子細胞を培養してるのでしょう?とおっしゃたのですが、うちは電気刺激ということしかきいていませんし・・・
ほんとうのところはどうなのでしょう。
もう一度切ってみるというのならきるけれど、どれくらい期待するかということが問題になるといわれました。
だめもとできってみるということなのでしょうかね。
S医院で再度やるという方法もあるけれど・・・ねと意味ありげにいわれました。何度もやると治療費も安くなると聞くし・・・でもあなたの場合たまごがたくさんできるから、かわいそうだと。。。何がかわいそうなんだ~とおもったけれど、たしかにつらかった。
で、おもいだしたのですが、うちは他のメル友さんたちの治療費にくらべて安いということです。これは一回目のときからそうなのです。これって院長も無理だろうなぁと思っているということなのかもしれませんね。実験みたいなかんじ?かなぁとおもったり。
今日このHクリニックに行ったのは、こちらで手術するということも視野にはいっていましたが、最悪はS医院での挑戦の時にたまご作りや戻し後のホルモン補充をおねがいしたかったのです。でも言えずに帰ってきました。いえる雰囲気ではありませんでした。逆にDをすすめられる始末。
私はかなりDに傾きつつありますが、だーりんがどういうでしょうか。
どうして医者同士もっと協力してくれないんでしょう。
私には敵対視しているとしか思えませんでした。
S医院で治療している人や、治療しようとしている人がこの日記を読んでくださっているということを考えると、誤解や、迷い、不安を生じさせる可能性があります。ごめんなさいね。
でも、客観的な意見だと思いました。
S医院で治療をするしか方法のない私たちにとっては厳しいお話でした。

'03/10/22 少しお休みします

昨日、だーりんはいつになく早く帰ってきました。
Hクリニックにいったこと、きになっていたのでしょう・・・
夕飯をたべながら病院での話になって、いろいろと話をしていました。
S医院では私に対しての治療や検査、投薬がないので地元で別の病院を探しているけれどなかなかいいところがないというと、
S医院のことを信頼できないというのならS医院にいくのはやめればいいし、他の病院でがんばればいいやんというのです。
そうすることができないから、困っているのに。
話をすればするほど辛くなってきて、泣くまいと思っていたのに涙がでてきてしまいました。
すると、だーりんにあつべぇは精神力が弱いといわれ、ぷっち~んとなにかが切れてしまいました。
今までだーりんの耳に入れなくてもいいと思われることはいわなかった私が悪いのかもしれませんが、洗いざらいはなしました。
胸の中につかえていたものがすべてでた感じです。
Dにすすみたいことも話、だーりんはそうすればいいといってくれました。
あつべぇが産んだ子なら、自分のことして育てられるといってくれました。でも、私が自分の子としてかわいがってくれるか不安だというと、そういうことを思うというのはあつべぇのなかにそいうきもちがあるからだといわれました。本気で育てていてたまには悪いことをしたら叱ることもあるだろう。。。そのときにあつべぇはDでできた子だからとおもうのではないか?と。二人とも二人の秘密にしようと思っているけれど、そういうことをあつべぇが思っていたら、子どもや周りもかんじてしまうよって。
そういう風に思っている間はDはしない方がいいといわれました。
確かにそうなのかもしれません。
だーりんに、少しお休みした方がいいといわれ、そうすることにしました。
何ヶ月かたって、Dにすすむか、やっぱりS医院にいっているか、2人の生活をえらんでいるかわかりませんが、こころが悲鳴をあげているのかもしれません。


私たちの結論


3年前に主人の無精子症がわかったとき、目の前が真っ暗になり、
どうすればいいのかわかりませんでした。
主人に離婚しようといわれたときのことを今も思い出します。
何か子どもを授かる方法がないかといろいろと調べたものです。
今から思うとインターネットというものがあって本当に良かったと思います。
そして不妊専門クリニックにお世話になりました。
たとえ子どもが授からなかったとしても年をとったときにあのときああしておけば・・・
と思うようなことがないよう、できる限りのことをしようとおもい、2回の生検と4回の
細胞ICSI、1回の凍結受精卵戻しに挑戦しました。
遠距離通院にも痛い注射にも卵巣の腫れにも、お薬の副作用にもがんばってきたつもりです。
一度陽性反応がでて心拍が確認できたときは本当にうれしくて、やったーという思いでした。
でもこの世に産んであげることができませんでした。
今回凍結していた精子細胞を使い切り、どうするかということでかなり悩み、
そして治療を終えることにしました。
いろいろな情報が飛び交う中、私たちの行ってきた治療に批判的なご意見も多々あり、
そのたびに心穏やかでいられませんでした。
たぶん、細胞での挑戦は、もうすることはないと思います。
3年間で5回の挑戦で細胞での治療の厳しさを感じました。
細胞での妊娠出産についてはよその先生はいろいろというけれど、
実際S医院ではめだまちゃんで妊娠出産されている方がおられるし、
でも全部でどれくらいの方がいらっしゃるのか、妊娠率、流産率、出産率など、
わからないことだらけです。
この分野の医療は日進月歩なので、まだまだこれから妊娠率も上がってくるだろうと思います。
主人の睾丸の組織を切り取るということがなければこれからも続けたかもしれません。
主人は切るといってくれましたが、これ以上きってほしくなかった・・・
うちの場合はかなり未熟な細胞しかとれなかったということ、
3回目のTESEで細胞がとれるのだろうかということ、たとえ細胞がとれたとして、
卵の質がわるくOHSSにもなるし、内膜もあまりあつくならないということ・・・
たくさんの要因がありました。
それに一度目の挑戦の時からの不信感で、S医院を信じ、治療をすすめるということが
できなかった私がいます。このことは男性不妊では世界でトップクラスだけれど、
遠距離でなかなか私に対しての治療、検査などして頂けなかったことや、良い結果が出なかった
焦りみたいなものがあったのかもしれません。

どうしてこんなに子どもがほしいのだろうと、自分に問いかけたとき、
主人との子どもがほしいのか、子どもを生んでそだててみたいだけなのか自分でもわからなくなります。
でも主人と二人共通することはもう一人家族が増えたらきっとたのしいだろうなと。
苦しいこともいっぱいあるし、辛いこともあるかもしれないけれど。

主人に言われた一言でAIDにすすみたいといいつつ、私の中に受け入れることができない部分があるのかなと思いました。
そう思っている以上AIDにすすむべきではないともおもいました。

私は3年前、後悔しないようにS医院で治療を受けようと思いました。
そして5回挑戦することで納得できたように思います。
これからは夫婦2人で仲良く年を重ねていきたいと思っています。


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